給食室より

給与栄養量

保育園の食事(昼食とおやつ)の給与栄養量は、1〜2歳児は1日の50%を3〜5歳児は1日の40%で設定しています。食事摂取基準を目安に園児の年齢、身長、体重から定期的に見直しを行い、園児の体型に適した給与栄養量に基づいて献立の作成を行います。

給食の方針と献立

昼食は米飯を基本とし、和食中心の食事です。

1.年齢に合わせて、切り方・味付けを変えて食べやすくしています。
2.食品添加物の少ない安全な食材を選び、市内の農家で作られた旬の野菜も取り入れています。
3.食材そのものの味を生かし、生活習慣病の下地を作らないよう薄味にしています。
4.いろいろな食材を用いて好き嫌いなく食べられるようにすると共に、栄養バランスの良い食事を作るよう心がけています。
5.季節感のある献立や行事食を取り入れることで、食事から旬の食材や伝統行事を知らせていきます。
6.午後のおやつは栄養素を補う目的と考え、麺類やパンなども取り入れ、手作りを基本とした軽食にしています。
7.楽しい雰囲気で食べられるように関わりながら、食事のマナーも身につけられるように心がけています。
8.アレルギー・そしゃく力等、食事の内容に配慮が必要なお子さんに対しては、ご家族と連絡をとりながら個別配慮しています。
9.食器は安心で食べやすい白磁食器を使用しています。
10.毎日の食事を見ていただけるように、給食のサンプル展示をしています。

食育

食材の味・季節・成長などを知ったり、食に関わる人や環境に触れるといった、食に関しての土台作りを大切にしています。

こどもの日・七夕・十五夜・七五三・冬至・お餅つき・クリスマス・お正月・七草がゆ・鏡開き・節分・ひな祭り
季節によって様々な行事があります。
その行事にちなんだ献立を取り入れたり、取り組むことで、伝統行事ならではの食材や意味を知らせています。

毎月、誕生月のおともだちは、特別にお子様ランチになります。お名前の書いてある旗が飾ってあるランチプレートです。

全生園、農家の方の畑など保育園の近くにあるたくさんの自然の中で、四季折々の食材を観察し、収穫して、給食の食材として使用しています。
全生園にある梅林で採らせていただいた梅は、子どもたちと一緒に梅干を漬けて給食で味わいます。
秋には鮭の解体をして観察し、魚の生態や体のつくりを知ります。その後ちゃんちゃん焼きを作って給食として食べます。

お友だちとおいしく、楽しく食べることを何より大切にしています。
その中で食への興味が持てるよう、トマトのヘタ取り、とうもろこしの皮むきなど、食材の下処理のお手伝いといった、身近なことを活動に取り入れています。